SO@過去の自分に伝えられるなら

傷つきたくないから探してる/不定期更新/備忘録&日記

ヨウジヤマモト1年間の総括(その2)

こんにちはSOです。

 

一応前回記事を受けての続きとなります。

arihuretajinsei.hatenablog.com

 

 

さて、今回は1年を振り返っての感想や学びを記すつもりですが、初心者の方向けの指針(個人の意見)も残してみたいかなと思っています。

 

別にしようかどうかで迷ったんですけど、「初心者向け〜」みたいな題で出そうかなぁとか。

 

振り返る中で整理も込みで記すのがやり易いかなと思って一緒にしました。

 

ただ、自分が門を叩く?際に苦難して情報を探した時を思えば、そういう方の目につくのか不安ではありますが、単語でヒットするかな?

 

まぁ、書いてきます。

 

 

○振り返って思うこと・感想

もうヨウジを着ずには生きられない身体になってしまいましたね(笑)

 

帰省した際も、小旅行の際も、毎日の学校も、家庭教師先も。

 

たまに誘ってもらえるサッカー等の運動時や、飲食のバイト先での清掃時間の作業着にはY-3で対応してます。

 

Y-3とs'yteでの購入品はまた別で振り返りを写真とともに載せようかな。

 

よろしいとは言えない素行(留年)のせいで父親には「そんな大学生じゃない格好してるからや」とか変に結び付けられたり、友人曰く「一緒に買い物等で出歩くと目線が集まってるのをひしひしと感じる(笑)」と言われたり、まぁなかなかに偏見や物珍しい目で見られることはありますが、もう慣れましたね。

 

下宿先は狭い街なので、出歩いて出会う人にそういう服装の子って認識されてるのは良い意味で作用してますし、私にとってとても大きな「自己の確立」というテーマを果たせた実感はあります。

 

それまでの服装は、いわゆる常識的な意味の「普通」の範疇に収まる範囲内で色は好みの青黒白をメインにはしていたけれど、特にテーマ性もなく、普通という意味でそれっぽくて、楽であることを優先順位の上位に位置付けて服を選んでいた当時とは決別しました。

 

「内に抱える思い」と特に一致しない外見。

 

むしろ、普通の枠内に収まらない体格、体型で日に日に増すコンプレックス。

 

外見だけは普通に寄せても、中身は周りを敵と見ての素振りをし、居場所のない学校という名の社会。

 

そういった暗い思いはヨウジが消してくれました。

 

むしろ、そういう生き方を肯定してくれ、自分という居場所をその場に作ってくれた。

 

そういう感覚があります(伝わらない気がするけど)。

 

こんな言い方をしてしまっては、そういう暗い闇を抱えた人が着るものといった印象を植え付けかねないのでそれは否定します。

 

むしろ、Yohji Yamamoto pour hommeのコンセプトとして↓

「デザイナー山本耀司の世界観を最大限に服のクリエーションで表現しているメンズブランドです。
1984年よりパリコレクションで発表しています。
山本の考える男性像は、社会の規範に縛られることなく
自由な精神を持つ”何者だかわからない“男たち。
ダンディでありながらどこかコミカルなユニークさが漂っている男たちです。」

(公式サイト引用)

と記されるように、「個」を確立した人が纏う(まとう)ような服なので私はまだまだ到達できていません。

 

逆説的に、纏うことで自分ができたと感じているわけですからね。

 

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(↑私の中での「ダンディでありながらコミカルなユニークさが漂っている」イメージ像そのまんま)

 

でも、その一歩を踏み出したおかげで、自分が理想とする何かイメージが見えてきたのと、服にしても何にしても同じような高みの領域への興味関心や知識導入をもたらされたことはとても大きいのです。

 

簡単に言えば「良い物は良い」という価値観を手に入れた、ということです(同じく「良い物は高い、が妥当」であると)。

 

よく、そういう服を着ていると「そんなにお金かけてまで良く見られたいの?」とか「容姿に自信ないから/コスプレっぽいから着れないわ〜」と直接であるかないかに限らず耳にしますが(私に対してだけでなく)、客観的な部分はもちろん、主観的な恩恵が大きいということを理解できていない言葉だなと思います。

 

なによりまずは「着なさい」と。

 

あなたのその服は着るたびに心が昂ぶるか?と。

 

思考や集中力を削ぎたくないとか、面倒だから時短で毎日同じ服って考えに基づいてる人とかは別です。

 

着るだけで、もはや眺めてるだけでプラスの感情が生じるのですから良いのです。

 

それについて着ること・眺めること・考えること・買うことは単なる「お買い物」ではなく「趣味」なのです。

 

そして生活必需品という側面的には「生活」でもあるのです。

 

ザッと計算したところ、1年間で使った合計金額は100万ほどですか。

 

Y-3とs'yte合わせたら130万くらい?

 

それを高いと見るか普通と見るか安いと見るかはその人次第で、まぁ一般的大学生の身分で考えたら収入全額投資なんですけど(生活費の一部やそれまでにバイト代で購入していた物を売って投じたりもしてます)、良かったという気持ちしかないです。

 

ただ、じゃあ趣味として確立したのなら今後もそれを続けるの?と聞かれたら、それはさすがにないかな。

 

むしろ、矛盾するようですがはやく離脱したいですよ。

 

というのも、毎月毎月、飲食バイト先と家庭教師のバイト代と仕送りの入ってくる日だけを楽しみに生きてしまってますもん。

 

私が勝手に行き過ぎてるだけですが、クレカのやり繰りで疲弊したりもしてますし(支払い危なそうなら後から分割にするなど)。

 

一回一回の支払い金額がデカイのと、入ったその日か次の日には全部消えてますし、良くないですねその辺は。

 

現実的に今後の展望としては、あと1〜2年はその1にも書いたように汎用性が高めという意味で基礎アイテムの点数増量をメインにして、その後はコレクションルックのどちらかといえばデザイン色(強く言えば奇抜)を応用として毎シーズン一点買い足すくらいに落ち着くかなと予想してます。

 

大学生の身分と、卒業して単身で働いてと、あるなら結婚してからの立場、では可処分所得?が違うでしょうから実際はなんとも言えませんがね。

 

今ハマってるダーツもスタンド買って自宅で投げ放題なので、趣味としてお金はそんなにかからないし、あとは一人で公園か広場でボール蹴るか、誰かとキャッチボールしてるだけでも満足なので。

 

他は何でしょうねえ。

 

パンツによるスタイリングの幅の広がり方は大いに学ばせていただきましたね。

 

太さもここまで飛び抜けるとガンガンAシルエットできちゃうし、スカートとは違う魅力があるし、スカートはスカートでまだ履いたことはないけどこんなにも服を楽しめていたんだな女性は、と気付かせてもらいました。

 

アイテムで一番好きなのはパンツまでありますね。

 

ちなみに、この間服がよくわからないという方の話を聞いていたら「ズボンをパンツと言う風潮がいけすかん」と言っていて、これはまさに私もそうだったんですが、下着のパンツとはイントネーションが違うので許してくだせえ(笑)。

 

次!

 

○初心者・入門者向け指針提示=攻略法(個人の意見)

 

唐突な自分語りになりますが(いや全部そうか?)、小さい頃、ゲームの攻略本を作るのが夢だったんですよね。

 

売ってる攻略本を永遠と眺めてるのも好きでした。

 

でも、自分なりの解釈を混ぜたかったんですかね?

 

なんかマップとかアイテムとか(主にポケモンにおいて)、どうやっても市販の物には敵わないのに、まぁ勝とうとしてたわけでもないのですが、書くことが好きでした(完成したことはありませんが)。

 

それと同じ感じなのかなとふと思ったので攻略法と書いてみました。

 

ヨウジに関しては公式本とか他に解説してる方も特に見受けられなかったのでやる価値はその当時のゲーム攻略本よりはあるかな(笑)。

 

なんていうかな、「今の自分が過去の初心者だった時の自分に向けてアドバイスするならなんとするか」というテーマで書いたものだと思って読んでください。

 

注意点ですが、私はPOUR HOMME(プールオム)と呼ばれるライン(Yohji Yamamotoというブランドの中の区分けの一つ)での購入が主なので

、基本的にそのラインに関しての話になりますこと事前にご理解ください。

 

*価格帯

まず一番怖いのは価格帯じゃないですかね?

 

ヨウジの本ライン(プールオム)の商品情報を公式は出していませんから、セレクトショップで取り扱いがある品の価格だけは知ることができます。

 

が、そこそこアイテムには偏りがあるので、アバウトには知れるでしょうが、全ての品を見ることはできませんし、それっぽいからとメルカリやラクマで適当に買うことはやめた方がいいです(私の1着目はその節がある)。

 

さて、価格帯を語る上でまず述べなければならないのは、コレクションアイテムとコレクション外アイテムに二分できるということ(以下、前者:ルックアイテム、後者:ルック外アイテム)。

 

そして、後者はいわゆる無地アイテムになります(要するにブランドとしてのそのシーズンの主張、が抑えられている、もしくは主張したいこととは別のテーマで作られている)。

 

逆に言えば、コレクションアイテムはシーズン毎にテーマが決められており、例えば18AWは「女は怖い」、19SSは「サーカス」で、そういった主張テーマありきでそれを服に落とし込んで作られているので、どちらかといえばアートな側面の方が服としての側面より強いと思っています。

 

その導き方によれば、ルック外アイテムはヨウジヤマモトの精神を服に注ぎ込んだ物なので、諸々の主張は控えめで、純度高く服を楽しめるとは思います。

 

さて、それらは大雑把にですが値段も分かれているので、まずルック外アイテムの価格帯を表すなら

・コート 15〜20万

・ジャケット 10〜15万

・シャツ 3.5〜6万

・カットソー 1.5〜4万

・パンツ 5〜10万

・靴3〜12万

(↑スニーカー、短靴、ブーツ、サンダル?と色々)

と、こんな感じだと思います。

 

他にも香水とかネクタイとか小物系、靴下、ベルト、カバンも取り扱いはあるのですが、まだ手を出せていないか手を出した回数が少ないので正確性はありません。

 

その上で触れるなら

・香水 1万

・ネクタイ 1.5万

・アクセサリー 4〜10万

・靴下 0.5万

・ベルト 2〜2.5万

・カバン 5〜12万

のイメージです。

 

あくまで価格帯なので、それ以下もそれ以上も存在します。

 

ベストやマントもありますが、そっちは帯を語れるほど数を見てないのでホントに分からんです。

 

次にルックアイテム。

 

こちらはぶっちゃけまだ購入したことがほぼないのでより大雑把にはなりますが、

・コート 20〜3、40万

・ジャケット 15〜25万

・シャツ 7、8〜12万

・カットソー 3〜4万

・パンツ 7〜15万

・靴 5〜12万

てな感じじゃないですかね。

 

こちらも当然、それ以上もそれ以下も例外はあって、来期19AWは5〜60万もあるとかないとか。

 

そういえば、レザージャケットやレザーベストなんかはこれまた数が少なくて帯は語れませんが3〜4、50万で見かけた気がします。

 

どうですかね?玄人の方はこれみて間違いがあったら訂正情報頂きたいですし、初心者の方は想定通りか予想外という反応でしょうか?

 

価格だけを基準にとって一式取り敢えず揃えるってんなら、

ジャケット 10万

シャツ 4万

パンツ 6万

靴 4万

の24万程で正規店定価購入(プロパーと呼ぶらしい)なら揃う感じですかね。

 

夏想定ならジャケット省いて、シャツ→カットソーに変更すると、

カットソー 3万

パンツ 5万

靴 3万

の10万弱で揃うので、そう考えるとヨウジのイメージとしてはお手軽に揃うコーディネートもありますよと思いません?(そりゃあ10万もあればUNIQLOや大手セレショオリジナルアイテムなら2〜3コーデ組めるでしょうけど!)

 

夏想定は汎用性の高いウール素材はおいといて、コットン、レーヨン、テンセル辺りの素材に切り替えてみたパターンです。

 

というように、ここまで価格帯が広いのはデザインやパターンや素材の違いによるものです。

 

綿、テンセル、レーヨン、ポリエステル、麻、ウール、シルク、レザー、混紡、等々。

 

素材について触れると、ヨウジの定番というのか、最も表現の際に多用される生地はウールギャバジンという羊毛のギャバジン織(通称ウールギャバorギャバ)で、艶、丈夫さ、滑らかさ、着心地などなど、私もとても好きです。

 

ヨウジに関して調べ物してるとよくヒットするワードだと思います。

 

さて、月に予算いくらまでとか、週に何日着用の想定とかそこまで細かくパターン分けると文字数多くなるのでしませんが、私の辿ってる道ならば毎日着用想定で月8〜10万で揃えてます。

 

週に1日、2日土日だけだとしても、月に5万円は予算を割けないと楽しめないかなとは思いますね、ぶっちゃけ。

 

しかし、その1に記した通り、古着や中古を上手いこと使えばガンガン回せます(衣服に関する中古品が古着で良いのかな?)

 

メルカリ、ラクマ、古着屋など。

 

中古品に関しての買った時の値段をその1の方には残さなかったですが、ほとんどが定価の半額で購入できてます。

 

引用するなら、

「着る服ないの」青レーヨンジャケットは定価約21万円のところ、ほぼ半額の10万円で購入できてます。

 

逆に、今2019/04時点でウールギャバンジン100%フーデッドコートは6.5万円で出品されてるのを確認できますが、それは定価15万円で購入してたりもします。

 

過去のシーズンの作品のように既に店舗では入手できないものは中古市場で探すのは確定ですが、これだけは逃せないと思った現シーズンの品は店舗購入ですね。

 

そもそも生産数が少ないとか、私みたいに肩幅が広くて上物はサイズ4という少ない生産数のものしか着れないとか、そういう場合も。

 

って、こんなこと言ってしまってますが、真っ当なお客でありたいので基本的には店舗購入がおすすめですよ。

 

店員さんとの会話は楽しいですし、店の雰囲気は行かずには味わえないですし、ネットでは限られた情報しか得られませんので。

 

ただね、最近の(いやこれまでもだったのかは分からないが)入荷して割とすぐに大幅に値下げされて中古市場に出回ってくる今の流れを見てると店舗購入がバカバカしく思えたりするので、限られた資本を割り振る「消費者」としてはその場その時に応じた購入先を選びましょうとだけ言いますね。

 

あくまで私達は消費者に過ぎません。

 

*ブランド周辺の事情や仕組み

書いてて思いましたが、担当さんが〜とか、シーズンが〜、とか今では口走ってますが、初心者当時の自分を思い出すには知らんかったはずなんですよね。

 

なので、そこら辺も抑えておきます。

 

と言ってもどこからどこまでどうやって書こうか…。

 

あぁ、私の初訪店までの下準備と初訪店時の流れを書いてみましょうか。

 

まず、私は同じようなランクのブランドはおろかセレクトショップすらほぼすっ飛ばしたものですから、念には念をとWikipediaをはじめとして、ヨウジヤマモトで検索をかけて大雑把なコンセプトや知識を輸入しました。

 

ただ、やはりアクティブなユーザー(ヨウザー?)のリアルタイムな意見を体系的な文章の形式で確認することはほぼできなかったので、wearやTwitterといったSNSでアクティブユーザーを見つけては鍵付きリストに登録して眺めたりしてました(無知ゆえに話しかける勇気はなかったのと、当時の界隈の印象があまり良くなかったことに起因)。

 

そうして、有名どころの品名(袴パンツ、ラップパンツなど)、物怖じしない程度に価格帯への耐性(笑)、シーズンのコレクションルックを復習、などをしてから訪店しました。

 

コレクションというのは、パリコレクションのことで、毎年2回、春夏シーズン(SS=spring summerの略)と秋冬シーズン(AW=autumn winterの略)があり、SSは1月に、AWは6月にコレクションがあるわけです。

 

そこで発表された物が半年後に入荷されるんですね。

 

例)2019AW

2018/12/07 18AWの期間ながら19SSのプレデリバリー(少量ながら入荷開始)

2019/01/11 18AWセール期間→それが終わり19SSスタートの日

01/17 19AWコレクション発表

07月辺り 19SSセール→それが終わり19AWスタート

 

って感じ。

 

こういう1月の冬真っ只中、7月の夏真っ只中に春夏物、秋冬物を展開するのは別にヨウジに限らずUNIQLOでもそうなので知っておくと良いですね。

 

買い始める前に服について教わった、服に興味がありそこそこ知識のある親友ですらそのことは知らなかったようで、今でも「そんな時期に買ってられへんて〜」と言ってます(笑)。

 

そして、いざお店に入るわけですが、大抵1〜2人は店員さんがいるので、近寄って接客をして下さる方が基本的に今後も接客を担当する、いわゆる担当さんと呼ばれるポジションになります。

 

本拠以外の店舗でも最初に接客して下さった店員さんが担当さんポジとしてそれ以降も接客して下さってるので間違い無いと思います。

 

というのも、明確に定義されているわけではなく、「今日から担当させていただきます!」なんて宣言をされるわけでもないので、そういう暗黙の認識をそう名付けて呼んでいるというだけです。

 

某店舗では「いつも購入してる店舗の担当誰なの?」と聞かれたことがあるので、公認の概念だと思います。

 

担当さんがお休みの日は他の方が代理で接客してくださるので問題はありません。

 

どなたも名札を付けてらっしゃるので名前は覚えましょう。

 

さて、私は何も知らない(調べない)のは失礼かと思い調べてから訪店しましたが、中途半端に知ったような態度を取るよりかは何も知らないけど興味があるという意思を素直に伝えて教えてもらうのも悪くはないと思います。

 

次に、シーズン物の入荷情報ですが、当然ながら全てが初日に入荷されるわけではありません。

 

デリバリーAからスタートして、確かFとかGあたりまでに分けられて入荷されます。

 

厳密にどのデリバリーが何日にあって、次は何日後というのは分からないので、大雑把には担当さんに教えていただく形になります。月に1度、多くて2度ほどでしょうか。

 

そして、欲しているアイテムがどのデリバリーに入荷されるかも基本的には担当さんに聞くのが良いですね。

 

生産が遅れて入荷も遅れるのは割とあります。

 

シーズン初めの方で購入するともらえるルックブック(コレクションのルックが一覧で載っている)の最後のページにはそれぞれのデリバリー区と値段が載ってるのでそれを参考に資金積立計画を立てると良いですね。

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(↑18AWの)

 

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(↑18AWの最後ページの価格表)

 

ルック外アイテムに関しての一覧本はないので、担当さんに聞いてください。

 

ルック外アイテムはそもそもコレクション発表がないのでどういう物がいつ入ってくるのかは聞くしかないです。

 

*購入の順序とオススメ

これは人によって意見が分かれるところだと思います。

 

が、あくまで私の意見なので、それを踏まえた上だと、

まずは時期の指定から入った方がやりやすいので、春夏からを想定して(丁度今ですね)、ウールギャバ製のパンツを起点にオススメします。

 

中でもシーズン中に取り扱いが運良くあるならバルーンパンツ。

 

まず有名どころ、定番どころな主要パンツとして

・袴パンツ

・ラップパンツ

・カラスパンツ

・バルーンパンツ

・紐パンツ

とあって、中でもバルーンは汎用性高いです(詳しくはその1で)。

 

定価も6万と、ギャバパンツの中ではお手頃です。

 

パンツスタートでは他を組み合わせられない?

 

いや、例えば私はビーフィーTの白をインナーに、アウターとして無印の白シャツ、くるぶし丈ソックスに革靴でラップパンツにあわせるコーディネートしてました。

 

それ以降のパンツは先述の定番から選べば無難ではありますね。

 

あっ、ちなみにコレクションは後回しです。

 

特別な日のための晴れ着が、一目惚れして、とかそういう事情ならば飛ばして購入して下さい。

 

白シャツと靴はヨウジ以外でも合わせられるアイテムな方なので2点目もパンツでも悪くないと思います。

 

それか、アウターとしてのシャツも白よりは、らしさのでる黒の面積を増やす意味で黒シャツが良いですかね。

 

アウター感強めたいならビッグサイズかコート丈のコットンシャツ(ポケット付き)がオススメです。

 

私はこの辺で気づいたんですけど、他のブランドの黒色を合わせると発色が全然違って、客観的には目立ちはしないでしょうけど、主観で見回すと違和感しかなかったんですよ。

 

それで「早くインナーですらヨウジの黒が欲しい!」と思ってました。

 

補足ばかりですみませんが、定番品と書いたものの、毎シーズン確定で出るわけではありません。

 

素材違いの可能性もあるし、デザイン違いもあったり、パターンとして出る回数は多いというだけの話なのでご注意を。

 

出ても品切れは全然あり得ます。

 

そうこうして、秋冬に近づくにつれてジャケットや厚め/長めのパンツなど揃えるのが良いのではないですかね。

 

ちなみに、ウールギャバは名の通り羊毛なので基本は秋冬の素材です。

 

ただギャバジンなのでたかだか汗を吸った程度で縮んだりはしないですし(少なくとも自分のは)、カバーする季節は真夏以外は問題なしで、真夏も上記の理由で暑さを耐えればイケるので汎用性の観点から採用です。

 

暑いと言っても元々の幅のあるシルエットなので通気性は抜群なので、実質座った時と腰の巻きつけ部分(ベルト部分の肌接触)を我慢するのみです。

 

あんまり具体度の高い情報を多くは提供できませんでしたね。

 

逆に、聞かれる方が答えやすいです。

 

※予防線

「高額でもあるのだから、着たい服くらい自分で選べ」とかね「共有された情報の中から無難な物を選んだところで偽物、無個性」とか、そういう厳しいご意見も分かりますよ。

 

オススメなんて指針を示したら無個性化を助長するみたいなね。

 

でも、初めなんてなんでもそんなもんじゃないですか?

 

高額だからこそハズレは引けないでしょ?いくら自分で選んだからって。

 

個性論争はそもそも個性として認識される場が同じブランドのユーザーが少ないであろう各々のテリトリーなのだろうから良いんじゃないですか?

 

最終的な個性って、個性ある人間が着こなすことで生まれると思うので、アイテム先行じゃないと思いますよ、私は。

 

人によって着こなしも違うだろうし、真似事スタートから、ブランドを離れない限りは徐々に派生したり独自の進化を遂げたりでも良いと思いますけどね。

 

一番ダサいのは、逆説的にブランドユーザーともそれ以外とも被らないことを優先して奇抜方向にだけ振れた着こなしと選択をすることだと思います。

 

究極的に言えば、売れ残ったアイテムからしか買わなければ誰とも被らないんでしょうけど、そこまでしてる?したい?って話で。

 

○着てみてのメリット/デメリット的感想

*メリット(良かった点)編

・無敵感がある

着ている間は精神的に強くなった気がします。

 

・モノトーンは気分に左右されない

飽きがこないです。

 

・窮屈な感覚はない

服を着てて疲れません。

 

・シワや傷がプラス化する

スーツの様なフォーマルなキッチリカッチリの新品状態が至高でそこから下がる一方なスタイルとは対極で、味や雰囲気としてむしろ歓迎されるという意味(物にもよる)。

 

気持ちが高まるとか、触り心地や艶などの質が良いとか、その辺は挙げるまでもない。

 

*デメリット(よくなかった点)編

・汚れに気を遣う

お気軽に洗濯できる物ではありません。

 

・トイレは大変

小にせよ大にせよ布量が多くて汚れないようにするのが大変です。

 

・シワに気を遣う

ガサツに座ってつくシワは見栄えを損ないます。

 

・雨の日は憂鬱

革靴、レザーバッグは基本避けますし、ギャバとはいえウールであり、なおかつ生地量が多く面積が大きいので雨濡れは気になります。

 

・時や場所を選ぶ

気にしない人は気にしないけど。

 

・維持コストは安くない

これは服に限らずですかね。クリーニングや日頃からの手入れ(時間的)コスト、ハンガーやブラシ、ケアクリームのコスト等。

 

パッと思い付いたのはこれくらいですが、数としてはデメリットが上回ります。

 

ただ、それと同等のトレードオフとしての無敵感は手放せないのです!

 

あと600文字で1万文字到達するのであと少しなんか書きます(笑)。

 

○関連ブランド/他ライン紹介

自分が手を出した範囲だけ、少々ですが書き残したいと思います。

 

・Y-3

これは中でも語れることは多いです。

 

adidasYohji Yamamotoのコラボブランドで、スタイルはストリートです。

 

価格帯は

上着 4〜10万

カットソー 1〜2万

パンツ 4〜6万

スニーカー 3〜5万

な感じです。

 

Y-3に関してはZOZOTOWNでも取り扱いがあるので、そちらを参考にしていただく方が正確です。

 

ハッキリ言ってヨウジヤマモトとは別物です。

 

素材もコットンやジャージ素材がメインで、ウールギャバがメインのヨウジとはどうやっても別物ですね。

 

adidasとのコラボかつジャージ素材がメインとなるとスポーツ感あるのかと思いきや、あくまでストリートな普段着、街着がテーマなので、スポーツ向けは案外多くはないです(というより少ない)。

 

買ってる理由はヨウジでは対応できない場面でもヨウジの要素を纏いたいからですね。

 

運動時や作業時、要するに汗や汚れても洗濯可能で動きやすいためです。

 

余談ですが、最近キャップ(帽子)だけ、ベルトだけY-3のロゴが入ったものを着用している人をかなり見かけますが、そういう人たちは嫌いですね。

 

Y-3自体が異様なほどにどのアイテムにもロゴがバンバン入ってるのでアレなんですけど、そういう小物だけ調和もなく取り入れる感じが、それもロゴにおそらく惹かれてなんだろうなって思うとダサいかなと。

 

スニーカーだけ履いてます、は別だと思いますが。

 

・s'yte(/Ground Y)

ヨウジヤマモトのオンラインサイト限定ラインです。

 

簡単に言えばPOUR HOMME(以下オム)の廉価版です。

 

素材が違うので原価が手頃な点や、店舗を持たないので人件費や店舗家賃的がかからない点からお求めやすい感じです。

 

同じパターンで素材違いや、s'yteのみのパターンの服もあります。

 

たまに高い水準で代替可能なアイテムがオムの1/n(n=1,2,3・・・)の価格で手に入るので、それは注目してます。

 

ただ、あくまで私の美学?哲学?として、できる限り最上位の物を買うと決めているので、手が届く服に関してはオムを買ってます。

 

その辺特にない人はオススメです。が、試着はできませんのでご注意を。

 

また、オムの担当さんに聞くところによると、工場から何から違うので「質」という点においては確実な差があるとのこと(そりゃそうなんだけど)。

 

こちらも余談すると、Ground Yのロゴ入りトートバッグ持ってる人は結構見かけます。

 

こっちはベルト、キャップ派閥に部類されるので個人的にはアウトですね。

 

・discord Yohji Yamamoto

ユニセックスなデザインの小物メインのラインです。

 

とは言え、女性らしいデザインが多めな印象です。

 

ルックブックの表紙も女性ですし。

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小物というのは、カバン、リュック、財布、スカーフ、キーホルダーなどですね。

 

私はトートバッグを一度買ったのみなので、詳しくはないです。

 

カバンや財布などのレザーアイテムがメインなので価格帯は10〜20万とお高いです。

 

・BLACK SCANDAL

これはやや難解なのですが、これだけで店舗や取り扱いがあるというわけではなく、オムかFEMME(ファム)という女性版のラインの中でのライン?です。

 

簡単に言えば、オム、ファムの中でもデザイン色が強い物の分類区分名です。

 

とにかくデザイン物です。

 

オムと変わりないと考えて問題ないので、欲し買った物をよく見たらBLACK SCANDALだった、程度の話です。

 

 

と、そのくらいでしょうかね。

 

そこそこ語り尽くした気がします。

 

これはいつもの話なので今更アレなんですが、一文毎に改行してるので、ここまでの文字数になると逆に間延びして読みづらいとかあるかもしれないですね。

 

シュッとしたカッコいい文章は書けないので申し訳ないです。

 

○関連著書紹介

忘れてましたが、ヨウジに関して言語化された物が市販されているので、そのうち手に入れているものを紹介します。

 

どうしても服って解釈するにはアートとか美術的な知識がないと抽象的なので難解なんですが、それが識者によって言語化されたものを目に通す方がスムーズに理解が進むとは思います。

 

・All about Yohji Yamamoto from 1968 山本耀司。モードの記録。モードの意味を変えた山本耀司の足跡を探して。

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ひとこと:なるほど

 

・MY DEAR BOMB

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ひとこと:詩

 

・たかが服、されど服

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ひとこと:難しい

 

・服を作る モードを超えて

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ひとこと:オススメ

 

 

○後書き

一度止まると、構想が分からなくなるタイプなので一気に書き上げたんですけど、逆に、後から「あー、あれ言い忘れてたー」って思うことが多々。

 

そこから学習して、書きたいことをまず一覧として書き出すとか、スマホのような狭い画面では全体像を把握しながら書くのは無理なのだから、まずはリアルの紙に下書きするとか、そういう対策すべきなんかなぁとは思うものの、面倒になって遅くなるのもなぁと悩みどころ。

 

一番は小分けにすれば一つ一つの負担が減るので良いんでしょうけど、あんまり数も増やしたくはないのがあってですね。

 

ここまで書いといて今更ですが、こと細かに解説してんのも稚拙というか、野暮な気はしないではないんですけど、それでも当時の私なら知りたかったし、結論としては、私は乏しい情報でも一歩を踏み出して人生を多少は変えられました。

 

が、まずは何よりその一歩で悩み考えるより、「服」ですからとにかく「着て」何かを感じたり、考えたりすることの方が全てにとって良いことがもたらされると思います。

 

店員さん、みんな良い人ですから。

 

気になってた、ここまでの一連を「野暮」だと思う理由を思い出すために検索かけたら見つけたので引用しときますね↓

 

"WWD:「ヨウジヤマモト」の販売員に期待する接客はあるか?

山本:あったし、今でもあるけど、実現していない。青山店を作ったときのコンセプトは「できるだけ入りにくい店」。販売員はタバコを吸っていたりして、いらっしゃいませ、も言わずに感じが悪いのが理想。だって、客はもてなしてくれない方が楽じゃない?入りにくい店だから、ドアを開けて入ったときに勝負が決まっている、という感じにしたい。"

 

笑笑笑

 

まぁ、現実は店員さんは優しいし、穏やかな人しかいないから解説したくなるのもあったんですけど、本来のヨウジヤマモトの本質的なところから言えばそういうのはガキくさいというか、上記のようなくらいが丁度良いのかもしれないなって、心の隅で感じてた、思ってたんだと思いますね。

 

私のパターンは服にあらゆる価値観や個人を引き上げてもらったんですけど、初めの方に述べたように個性とか確立した人がその上に纏うのが良いのでしょうから、その意味ではそういうイカツイ店舗に入れるかどうか的な一線があるくらいがね。

 

反骨精神の具象化でもあるわけで。

 

周りを見渡せば、(女性服は分からんので男に限る)社会人は脈絡もなく歴史もなく与えられたスーツ、大学生以下はどっで見たのだろう真似事か中学生を引きずったままかの救いようのない格好。

 

自分だって例に漏れず、アバウトな知識と、外側の見栄えだけを意識して親に洗脳された範囲の金額の制約内で気にして買った服しか着てなかったわけで(過去の写真見返すと、まぁなんだかんだ色の組み合わせとか不潔感はなかったりはクリアしていた模様)。

 

最近、言われて嫌な言葉があって、初めに述べた「金掛けてよく見られたいの?」や「容姿に自信あるの?」はもう何も気にならなくなったんですけど、問題は「オシャレですね/だね!」っていう言葉。

 

いや、分かってる。

 

ヨウジに出会う前の自分でも同じこと言ってたと思うし、特に理解ある言葉を期待もしていないから仕方ないとも思ってる。

 

だからこそ、でも、オシャレしたくて着てるわけじゃない。

 

服に対する思いを切り捨てた人を除いて、自分を表現する服装の模索というのは標準的で常識的で本来はあるはずで(今、オシャレと言われてしまうレベルの服装は当たり前というか)、その中で何を着るかって話なだけだから、言ってもらいたい言葉があるなら「似合ってるね!」かな?

 

だから、私なんてそんなに大差なくて、オシャレではないです。

 

まだまだ理解に到達できてない次元の人は見かけるし(奇抜と紙一重)、一つのブランドで統一してるからむしろ誰でもできちゃうっていう(お金あるだけって言われてもしゃあない)。

 

なんか、そういう哲学、美学を他人に押し付けるかのように私が書いちゃダメか。

 

ブランド名ガッツリなスタッフシャツとかだけで知ったような気になってる奴らは嫌いだけど、まぁそれはそれなんだろう。

 

だけど、最後に一言だけ、この道は人生を変えるし「面白い!」よ、と。

 

それでは。

 

 

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