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オシャレは足元からについて

こんにちはSOです。

 

ヨウジのおかげで、服を着るという体験から逆説的に学ぶことが多いなぁと思う日々です。

 

いや、それが正解かどうかとか、発祥とかはなんも知らないですよ(調べるつもりですが)。

 

ただ、例えば、ネクタイの効能って、左右対称なシャツの真ん中に中心線を添える役割なんだなとか。

 

しかし、ネクタイはシャツのようフォーマルな合わせが基本なので、それをカジュアル化したのがループタイなのだろうし、それをよりカジュアル化したのがネックレスなんだな、みたいな。

 

そういう学びの背景があるのでそのアイテムが自分の中だけでも機能的に変化したというか、それぞれのアイテムの役割や理由を理解して着るというのは少し高い次元での目線だなという気がして楽しいのです。

 

中学時代は正面部分だけネクタイで、首の部分は輪っかになっていて引っ掛けて止めるタイプのネクタイ(ゴム式ワンタッチネクタイというらしい)を制服として着させられていましたが、当時「なんでこんな見栄えだけの邪魔くさいしょうもないもん付けなあかんの?」って思ってましたもん。

 

普段そんな格好しないことから邪魔くさいと感じる上に、正面部分だけネクタイなんて正に見栄えだけの為の言うなれば加工食品みたいなものをそのアイテムとの出会いとして渡すのは服飾教育として歪ませるよなぁなんて思ったり。

 

こないだ寿司屋さん連れて行ってもらって海老の殻を揚げたえびせん食べさせてもらったのですが、それがホントのえびせんですもんね。

 

先に加工食品であるかっぱえびせん食べて本質を知らないなんてヤバいんですよ。

 

本物を知らないなんて。

 

さて、タイトル回収へと向かいますが、最近は月1くらいで靴のお手入れ、靴磨きをしています。

 

スニーカーは先端が白いので汚れが目立つんですよね。

 

そして今回言いたいのは革靴について。

 

革靴履いて思うのは、ホントに繊細というか、ちょっとした接触が目立つ汚れや傷になるんですね。

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(光の加減で上手いことは撮れなかった)

 

就活とかで強制的に革靴履いてみて帰ると気づく人はいるんでないですかね。「あっ、先端てこんなにどこかにぶつけたり物が当たったりして汚れや傷になるんだ」って。

 

基本、全体がひとつなぎでできていますから、スニーカーのように多くのパーツや素材や色が複雑に構成しているわけではないのでより目立ちます。

 

やらしい話をするなら、革靴は基本高いですから普通は汚れや傷も気になりますしね。

 

で、でですよ!

 

そんな汚れや傷を放置するなんてやはり感覚が鈍いというか、キツく言えばおかしいわけです。

 

スニーカーでさえ、先端の汚れは他人の目に距離的に一番つくし、自分の下ろした目線的にも一番目につく場所。

 

まぁ、そのアイテムにいかに愛情を持てるかというのも大きいですよ。

 

私は学生なのもあって予算がそんなには割けないので頑張って支払った金額分の愛情ももちろんあるし、それだけ支払って買うほどの魅力を感じての愛情もあるし、可愛がりますよ。可愛がってますよ。

 

靴は消耗品、汚れて当然って思想の方は知りませんが。

 

そんなこんなで、そういう感情を元に「オシャレは足元から」という格言の本質を感じてましたね。

 

靴は脱ぎ履きして他人のいる環境で自分の手元から離れる性質もありますし、やはり印象として気をつけるべきでしょう。

 

スーツのシワとかは他人のフリ見て意識したりする機会があるでしょうけど。

 

この格言を意識し始める層としては服に興味を持った社会人未満の学生が多いのかなと推察しますが、その時分ではまず革靴を購入するところから始めるのが良いと思います。

 

想像してるより難易度高くないです。

合わせる服にもよりますが。

 

革靴を持っていない服装スタイルをしているということは、いかに自分がカジュアルな見た目雰囲気で生きているかを自覚する機会にもなるでしょう。

 

ちなみに、私はMBさんを参考にPADRONEの革靴を最初に買いました。

 

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(ちなみにMIDWESTというセレクトショップ?の別注品で37,800円の物)

 

学生が「フォーマル過ぎないがしかし革靴である、そしてお手頃(重要)」という一手、初手として選択するドクターマーチンも悪くはないですが、そういうありきたりな思考の流れで選択すると周りと同じになっちゃうので、私はPADRONEがオススメです(3万しますけど)。

 

そういうのって、イケてる層においての量産型な思考回路だからまだマシなだけで、イケてない層においての「寒色は目立つトップスや靴で使いがちだから、色が被らずに悪目立ちはしないよな」という思考回路の元に大量発生するベージュのチノパンや、「ザ無難」なジーンズと根本は同じだと考えているので…。

 

PADRONEの良さに触れると、写真ではシューツリー(形を整えて維持する木型)入れてるので分かりにくいですが、甲から先端にかけて反り返るようなシワが入っているんですね。

 

それは製法による仕様なので印象を損なうものではなく、むしろキレイ目度合いをカジュアルダウンさせてくれるという点でとても優秀です。

 

ケアのクリーム次第でギラギラしたツヤ感は抑えてマットな質感にもできますし、まずはなにより試着してください。

 

強く言いますが、靴に限らず服は試着してください(特に面倒なパンツ)。

 

戻って、だから、スニーカーは除いて残る選択肢の革靴は素材がレザーなだけに基本的にお値段が張って、汚れや傷が付きやすく目立つ性質上それを放置するなんて言語道断、そういう経験を経ることが「オシャレは足元から」という感覚を身につける第一歩だよ、というお話でした。

 

(私が体感して勝手に思ってる、言ってるだけなのでそこはご了承ください)

 

あとは、そういう抽象化された概念の言語化ばかりに目がいって意識をつけても、そこに体験、体感が乗っからないと上辺だけになるので、初めは真似事も含め本質、本物とは何か?に重点を置いて考えて行動して失敗して学ぶのが価値高いかと思います。

 

お手入れは私は全てYouTubeの「靴磨き芸人 奥野の『兎にも角にも靴磨き』」チャンネルを参考にしていますので、ご参考にどうぞ。

 

それでは。

 

 

Twitterリンク↓

http://twitter.com/arihure_jinsei

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[追記]

ふと思いついたので残しときます。

フォーマルに対してのカウンターカルチャーというかアンチポジションがストリートやカジュアルだとすると、フォーマルが正式で標準であったのだろうことからも、やはり革靴が最初に履くべき靴であり、履いていた靴でもあるのだろうなと思います。

ただし、それはビジュアル的な面から採用はされていたのであろうものの、機能的には革靴ですから足への負担も大きいですし、舗装されて硬い地面を歩くには向かなかったはず。

そんな経緯や科学技術の発展で天然素材(綿、麻、毛、絹)以外の機能的な化学繊維の登場で取って代わるアイテムとしてスニーカーが生まれたんではないかと思います(すみません調べてませんので予測です)。

歴史の順路を辿ればそのアイテムの置かれている立場、役割を本当の意味で理解できるでしょうし、より使いこなせるのではないかと、ふと電車で向かいの席の人の靴を見て思ったのでした。

その順路辿らないと加工食品先に食べてる話と同じで、「靴なんて手入れするもんなの!?」ってことが多数派、常識になってしまうのでね。かくいう私もそうでしたし。

 

[追記2]

服はどんなにズボラな人でも洗濯にはかけるけど、靴は買い替えの物だと思ってると終盤はソールは削れてボロボロなんやね。

良い服着てカッコつけてるつもりなのに靴はの手入れを知らんのじゃあかんねと。