こんにちはSOです。
(この記事は7/16に作成したもののサムネ用の写真を迷っていたら投稿が遅れたものになります)
セールに続いての立ち上がりに関しての訪店記なので間は短かったですね。
19SSの時は、もちろん気にはなっていましたけど予算も購入予定もなかったので立ち上がりから遅れて行ったのは既に懐かしい話。
さて、昨日行ってきたのですが、午前中は川の真上で食事、夜は鴨川沿いのイタリアン&天下一品と祇園祭に祖父母と従兄弟1人で回っての間の昼に抜けて訪店したスケジュールでした(笑)。
(イタリアンでの写真)
「2時間もあれば十分やろ」と思って試着してたら超えに掛かってたので急いで立ち去りました(笑)。
過去最長の滞在時間な気がする。
ってぐらいには、ネットで散見されたように豊作な印象でしたね。
辞書、金ボタン、ミリタリー、刺繍、左右非対称、その辺がテーマ。
「エレガンスな軍人」という表現を見たので、てっきりミリタリーが主テーマかと思っていたのですが、左右非対称から始まったコレクションなのだと伺いました。
ぶっちゃけ、左右非対称は眺めてる分にはまったくそそられなかったんですよね。
「なんかややこしいし、面倒臭そうな上に、特にその格好良さが分からんなぁ」って。
実際、初めて左右非対称の今季のあらゆる元となったシンプルアシンメトリージャケットを試着した際もピンときてませんでした。
スタンドカラーでのかしこまった雰囲気は好きになりましたが。
んで、色んなところで騒がしかったように、ナポレオンジャケット?コート?のような左右対称な上であのデザイン感が王道だね!なんて思って試着するつもりでいたら、なんと着れない、細身タイプ。
それは想定外。
そもそもアームホールの時点で危ないし、肩幅は完全アウト。
着た姿すら拝めずに断念しました…。
スタンドカラーファスナーアシンメトリージャケット(正式名称とかは知らない)も細身らしく、引っ張りジャケットという唯一のデザイン短丈のジャケットもサイズ3は厳しく、サイズ4は一点しか他店にもなく断念、と三連敗。
いやあ、本気で悔しい。というか悲しい。
軍要素入ってるからか結構細身統一のようでした。
(でも、軍人さんて身体鍛えた上で着用するはずだから、腕の太さとか肩幅広いくらい、要するに私の腕回り、肩幅の数値に匹敵するくらいの人はむしろ多いくらいだろうし、それでやはり着れてないのはそこに相当の脂肪が乗っかってるからで……説)
↑
救いがあるなら、あくまで引用元がそうなだけで販売するターゲットはそのような体型ばかりではないのでってことかな?
まぁまぁ、そんな連断念で、買えるアイテムが必然的に決まってきてしまったというのが本当のところ。
スタンドアシメジャケットか、ドクターコートにめちゃくちゃ似てると私は思ったロングジャケットか、全部で4点しかないらしい内の2点を京都点で入荷したというトレンチコートの3つが候補に。
ただ、この場で報告も担当さんへの報告もしてないんですが、実はこっそりドクターコートを購入したのもあってロングジャケットは役割が被るのでナシの線というのと、トレンチコートももはやジャケットではなくガッツリコートで、去年にギャバのフーデッドコートを購入しているためコートで役割被るくらいならジャケットを優先したいということでナシ線。
となると、もうスタンドアシメジャケットに必然的に定まってしまった、と私の中では思っていました。
(acaciaさん引用)
「こんだけ魅力的なアイテム揃ってて、身体的にだけでなく所持アイテムによる状況的にも1点に決まってしまうなんて悲しいな…」なんて、他のお客さんの試着している様子などを見ていて思いましたが、仕方なし。
一旦、ジャケット、コート類は置いといて、その他アイテムも拝見。
前に欲しいと思っていた、レザーのメッセンジャーバッグに、金バッジ、早期退職ネクタイ、新作香水。
fascinateというセレクトショップの着画で見た足元を紐で巻いてるドレープの効いたフルレングスのパンツはめちゃくちゃ脱ぎ履きしにくそうなのでやめました。
私に対してだけ仰ったわけではなくて、普通にふくらはぎが少し張ってる方は引っかかって難しいとのことでしたので、それを聞いた瞬間に諦めました(笑)。
ただ、基本的にミリタリーテイストのパンツはどれも腿周りは太く、足首にかけて細くなるテーパードタイプが多かったので、私でも履けるものが多かったです(ただ、デザイン的に好きかは別で試着は特にしなかったです)。
そして、話には聞いていたオールドギャバという、普段のウールギャバ(シワギャバ)よりも糸が太い物で織られた生地を初めて見ましたが、太くて丈夫で長持ちしそうな印象でした。
確か、そのオールドギャバと呼ばれる方が以前までは主流だったらしく、シワギャバへの転向は凄い変化だったんだろうな〜と。
ただ、通年使える生地感ではなさそうで、太くて丈夫のデメリットでありシワギャバ(相対的に細い)のメリットである揺れ感ことドレープ表現には向いていない印象で、艶もどうしても劣ることから購入は現段階では見送りかなと。
よりクラシックで、正統派な印象を与えるのには向いているように思えたので、全身をあれで統一できたら別物としてカッコいい気はしました。
残念ながらオールドギャバの上物は売れてしまったのか作られていないのか見当たらず、あの質感だと上物でのイメージの方が合ってる気がしたので見たかったな。
辞書ジャケットはオールドギャバ製らしいのですが、辞書シリーズは人気過ぎて店頭に並ばないとのことなので見れず。
自分語りですが、辞書シリーズは分かりやすくなシンプルにカッコイイと私も思いましたが、コレクション見た限りでの生地が分からなかったのと、他のコレクション物よりも断然お求めやすい価格との情報から絶対に人気が集中すると踏んで断念しました。
「みんなと同じはヤダ!」って言うとそれを選んだ人を馬鹿にしてる風に取られてしまうかもしれませんが、そりゃ私もできれば欲しいくらいですからそんなつもりはなくて、羨ましさ半分、でも被ったら魅力半減、ブランド知らない人への分かりやすさキャッチーさ狙い過ぎ感もあるかなって(アイコニックさ)。
最後の意味では私の持っている「着る服ないの」も同じではあるのですが、着る服ないのはあのシーズンで抜けて低価格なわけでも多分なかったでしょうし、カラーリングや配置で被る率も低かったですし、文字自体にメッセージ性や主張が込められているので、キャッチーさだけではないところに惹かれましたかね。
それでもその主張を周りに理解しろと押し付けてるわけでもなく、むしろ「着る服ないの」シリーズと呼ばれるほど、他にもメッセージ入りなのにそこにだけフォーカスされるほど文字の大きい「着る服ないの」をイジられること多々なくらいで、良かったかなぁと。
まぁ、めちゃめちゃ着画とか見かけましたから、値段を問わず人気集中してましたけどね(笑)。
そんなこんなで一通り見て回って、最後にせっかくだしと試着のコーナー。
(あっ、ちなみにですがオールドギャバと呼ばれてるものの厳密には過去にそう呼ばれて使われていた生地とは違うらしく、しかし似ているし広まっていることから敢えてオールドギャバと呼んでいるらしいです)
オールドギャバとは対極にシワギャバを中間としてより細い糸で織られたライトギャバなる物もあり、それで作られたカーゴパンツを試着しました。
ミリタリーかどうかは別として、ヨウジでなくとも見かけるシルエットのカーゴパンツ、そういう気軽さとカジュアル感を取り入れたいなと思って少し狙ってました。
ライトギャバのヌメヌメ感は想定外で、ガサッとした印象の方が落ち感あるより良いかなーとか、でも上品さも出せるし、今の時期でも無理なく履ける良さもあるしなー、なんて。
そこに、担当さんがスタンドアシメジャケットと今季のマーチンコラボのサイドゴアブーツを合わせてはと提案いただき合わせたところ、ひえええーーーー。
全然違うじゃーん、さっきまでの印象と。
その日の格好としてはシワジャケットにUNIQLO Uのカットソー、この前ヨウジで購入したテーパードの綿パンツに18SSの白黒スニーカーとあまりに秋冬物に合わせるにはラフ過ぎる格好故にだったのですね。
さすがギャバ。
スタンドカラーにカーゴパンツにブーツて、めちゃめちゃ男くさい。
それが良い!
カーゴパンツはコットンの方が3万ほどお安くガサッとした張り感あるしなぁとは思ったものの、悪くないけどギャバ統一の良さが失われるしって悩みは発生。
それはさて置き、まさか左右非対称にこんなポテンシャルが秘められていたとは、まったく。
そんなこと言ってますけど、一番好きなパンツのラップパンツも左右非対称やんけー、ってのとはまたちょっと違ってさ。
と、ここで、カーゴパンツ自体もさて置き、細身の新作ラップパンツを合わせてはどうかとのことで早速試着。
ひえええーーーー。
カーゴパンツも良かったけど、左に左右非対称さでレイヤードが効いてて抜群じゃんと。
帰ってから気づきましたけど、斎藤工先生(ヨウジ着てる人で一番好きなので先生と呼ばせて頂きます)がdinnerって映画での発表会?的なものに出演した際の格好と同じみたいですね。
さすがは高身長なだけあって、左のレイヤードの被り方が自分よりジャケットが上の位置にあるので別物に見えていたので気づかなかったようです。
もう心はそれで決まりました。
ミリタリーにはそっぽを向かれてしまったので、テーマにとらわれず、美シルエット攻めで行くつもりです。
そういえば、その斎藤工先生然り、ネットで見かけるヨウジ着用の有名人然りで思ったのは、「あれ?もちろん物にもよるけどヨウジって普段着じゃなくて衣装要素の方が強いのでは?」という話。
カッコいいから、人に見られる現場に着て行って、立ったまま、もしくは軽く座って話をする場面には向いてるけど、あれで買い物行ったり、バスや電車に乗ったり、大学で授業受けたり、そんな場面で着て大丈夫か?と。
少し不安になってしまいました。
定番パンツにシンプルなジャケットやらシャツやらカットソー合わせてるくらいなら全然いけてる自信はありますが、有名人が見映えの場で着る衣装やコレクション物をリアルクローズというか普段の生活に組み込むことの異質性はちょっと検討しなきゃならんですね。
いや、そんな他人の目なんて気にせず好きにすれば良いのは分かってますが、中身が伴ってるわけではないですし、自分のものにし切れないとなぁと。
一般人な私に衣装を必要とする場面なんてないから、リアルクローズ寄りで選択すべきだしなあ。
ぶっちゃけ、袴パンツとかその他何点かはヨウジの店舗に顔を出す時くらいにしか着られてないです。
実用性に欠けて、デザインも凝り過ぎてると周りからの理解が欲しくなっちゃうんですかね?
まぁ、そんな感じです。
楽しみにはしていたものの、コレクション物がいつもより断然高いという情報を聞いた時点で諦めていたというか、定番系抑えておけば良いかと軽く捉えていたせいで、まさかではないですけど無地版のリリースとか追いつけてないですね。
ていうよりは、貯金してる暇があったら今着回しに組み込めるアイテムを買わないと大変だったので準備できなかっただけなんですけども。
うーん、でも秋冬物だけあって一点一点がお高いね。
月に1アイテム買えたら十分レベルな状況でデリバリーが被ってたり、間隔が短いと備える余裕がないのが一番今はしんどいかなあ。
それまでにスタンドアシメジャケットのサイズ4が売れちゃったらこの日感じた感動を手にすることなく終わってしまうし、てかジャケットの選択肢はそれしかないんだから(泣)。
夏休みで家庭教師の案件1つ入れて、飲食店も夜中に回して資金回収に勤しむしかなさそうですね。
あっ、最後の最後に、バンテージのラップパンツがライトギャバで出たみたいですね。
前々からバンテージあたりのシーズンの秋冬のオールブラックな感じには惹かれていて、ユーザー?着用者?の他の方々もバンテージラップには興味を示されていているみたいで、大物かなと思っています。
ただ、京都点は即売り切れで現物を確認できなかったので、大阪辺りを回ってまた見に行こうかなとは思っています。
しかし、ライトギャバな点とお値段が確か11〜12万程度ってハードルが…。
スタンドアシメジャケットも同じ価格帯ですけど、ジャケットで面積も大きいですし、私の場合パンツの選択肢は多いことから回してる余裕はないけどっていう…。
いやあ、パンツで10万超えられると厳しいかなあ。
細ラップなら7万だし、気になってる捻れパンツも中古市場だと10万前後で見当たるし、なによりライトギャバでシワギャバとは違うしなぁ。
と、そんな悩みも生まれました(笑)。
では、お次は購入品紹介ができれば、って感じですね。
Twitterリンク↓
http://twitter.com/arihure_jinsei
最後って言ったのに書き忘れを思い出したので修正じゃなく後書きに追記しときます。
オールドギャバの生きる場面はフラノとかツイードのように丈夫でガッシリした生地との合わせかと思います。
去年赤黒コートが出た時にウールギャバのバルーンパンツ を履いていったのですが、試着した姿でのシワギャバの言い方悪いけど貧弱さが目立ったのは覚えています。
当時は絞って履いていたのでより際立っていたため、開いて太いシルエットにすればそうでもないかもしれませんが、実際そのような季節には心もとない薄さには変わりありませんし、逆にそういう季節にオールドギャバは最適かなと思います。
ってまさにそのシーズン物として出されてるんですけど(笑)
私は暑がりでそういう生地のコートやジャケットを所有していないので合わせはできませんが、一本くらいオールドギャバの何かしら持っておきたいなとは思いました。
うわー、サムネ用の写真ないですわー。