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プロからしたらの程度

こんにちはSOです。

 

プロの定義があってないような職業ってありますよね。

 

この世界に登録してたらプロ、とか線引きがある業界ならまだしも、YouTuberとかはそういうのないですよね。

 

そういうのがない場合は食べていけてるならプロ、そうでないならアマみたいな。

 

でも、明確なプロの定義なしにお金を稼げたとしても、それはおそらく一時的なことだと思うんですよね。

 

業界としてというより、個人で稼いでるから不安定と言いますか。

 

本屋の料理コーナーで料理のレシピ本とか見ても、ほとんどが「料理研究家」的な分類の方が出されてる物ばかりなんですよね。

 

それに対しての不満はないですし、特に料理本は家庭で実際に真似するための物の意味合いが強いのでむしろ「強化素人」(適切な言い方が思い浮かびませんでした)がやってるくらいの方が説得力あるのかとと思うくらいです(と言いつつ、料理本とか特に買ったことほぼないんですが)。

 

でも、「味」という結果って、「強化素人」の方はもちろん、「素人」の自分でも割と付いてくるんですよ。

 

まぁ、ふりかけご飯でも美味しいくらいですからあれですけど。

 

てことは、理論なしでも、試行錯誤でたどり着ける境地程度でも結果自体は良かったものまとめて提供できるのかなと。

 

まぁ、競争率高くてそんな一筋縄じゃいかないよ、ってところもあると思うんですけど。

 

じゃぁ、それに対して化学的な検知とか、古くからの伝統とか、そういうの学んだプロ(明確な定義は知らないので、取り敢えず歴史のある料理屋で働いてる人とする)からしたら、そんな素人及び強化素人はどう見えてるんですかね、と。

 

食材の持ち味をより引き出す具体策、技術を持っているのでしょうから。

 

60%のポテンシャルでも美味いと感じる味覚の人々に対して、80〜100%を引き出して提示できる力があるとしたら圧勝だと思うんですよ(時間的なコスパの面で差別化されている説はありますが)。

 

でも、ガッツリ本職の人が淘汰しないの、してないのってなんでなんですかね?

 

それはやっぱり本職で手一杯でメディアとか書籍とかSNS更新に掛ける暇がないから?

 

でも、時代錯誤な気もするんですよね、理由がそれなら。

 

既に目的達成しててやる理由がないから?

 

目的としたら、一流の店で目の前のお客さんさえ喜ばせられれば満足とか?

 

素晴らしいけど、ちょっとした見せ方や露出増やせば収入増えて、よりできることの幅が広がるのに、プロからしたら「強化素人」にその取り分取られてる感覚で見てしまって、もったいないな〜というか、なにかしらできない、やっても勝てない理由とかそこにはあるんかな〜ってのが最近の疑問です。

 

「強化素人」とか「素人」の私が言ってしまってますが、あくまでプロの定義から外れたという意味合いでしかないですので。

 

次に、ピアノ芸人?として最近、よく見かける女性の方。

 

経歴とか知らないし、知人にオススメされて動画何本か観た程度なんですが、素人の私からしたら凄いんですよ。

 

またニコ生?かで今はYouTubeで活躍してる男性のピアノ芸の方。

 

聴いたばかりの曲をすぐにコピーして弾けちゃうとか、やっぱりそれも素人からしたら凄すぎるんですよ。

 

んで後者は特に素人にも特に凄さが分かりやすい芸風が故により凄いと感じます。

 

でも、ここ最近で、ショパン国際ピアノコンクールとかいう凄い大会?で日本人の方が2位と4位に入ったじゃないですか。

 

素人の私が他に知ってる方だと、盲目でバリバリ弾いてるあの方とか(なんとなく名前は伏せるようにしてます笑)。

 

この辺の方々はプロなわけですよね?

 

ピアノ界のプロの定義も知りませんが、ああいう場で演奏できるできないは一線でしょうし。

 

プロでもできること、できないこと、はあると思います。

 

例えば、リフティングの名手とサッカーのプロでは同じ競技に見えてベクトルが違っていて、サッカーのプロがリフティングの大会でも優勝できるかどうかと、リフティング大会の優勝者がプロサッカーの世界で戦えるかどうかは別なように。

 

聴いた曲を即興で弾くとか、それはプロとして必須な技術、プロならできることなのかどうかは知りませんが、仮にできるならYouTubeとかで動画あげたら良いのにな〜って。

 

技術だけじゃなく、人柄とか笑いな観点ももちろん必要でしょうから、そういう面での向き不向きもあるでしょうけど。

 

料理に話戻すと、魚捌きのYouTuberの方とか物凄い登録者いってるじゃないですか。

 

昔は好きで観てたものの、最近は色々あって観てませんが。

 

あれは、ピアノ即興演奏と違って、明らかに「プロならできる能力」なわけですよ。

 

でも、プロもあげてるのかどうか分かりませんが、彼がトップ。

 

動画編集やら趣味のカードゲームやらに消費する時間がある分、やはり本職の人はずっと仕事として触れてる時間は有利なんだから勝てない理由はないと思うんですがね。

 

次に、お酒系YouTuber。

 

なんか、YouTuberとプロの比較になってきてますが。

 

ただ、この分野に関しては、本職としてバーテンダーや自分の店を持ってる人がトップとしてやってるみたいです。

 

素人が頑張ってバー回って飲み歩いたり、自腹でボトル買ってレビューできるほどまだまだ収益が見込める分野ではなさそうですし、本職で仕事の延長として撮影できるのは強みなのかなと。

 

でも、それって別にお酒に限らずどの分野もそうな気がするけどなぁ。

 

収益が低いのは、初めは誰だって平等だし。

 

他分野は参加者が強化素人だっただけで、お酒系はプロが先駆者だったって差の可能性もまぁありますね。

 

あ、そうそう、ピアノ芸の方は紅白内定みたいなニュースに付いてたコメント見かけて今回この記事内容になりました。

 

「プロからしたらありふれた普通のレベルなのに紅白出場なんて〜」的なマイナスのコメントが多いっぽい。

 

私としては、技術のレベルで言えば誰しも上には上がいるし、コンクールで優勝とか明確に1位の座を証明してたとして、それが適するかどうかとはまた別の話だと思ってるので、演出が上手かったんだから適格やろ、とは思ってます。

 

だし、明確に1位って、その分野においてたった1人のみしか許されないのってなかなかシビア過ぎんかと。

 

でも、その一方、順位がつく分野においては宿命なのかもと。

 

団体戦とか、順位はあれど系統がバラバラなら、他の人にもチャンスがありますけどね。

 

最後に書道家

 

テレビとかバラエティに出演する書道家の人って、何やら本筋の人からするとただのお絵描きだの、デタラメってボロクソな評価らしいんですよね。

 

でも、書道家の人って、そういう出演料だけじゃ食べていけないので、大概書道教室開いて、指導料で生計立ててるみたいなんですよ。

 

だし、パフォーマンスの場で素人に評価されてるから出演してるのに、素人からしたら無名で知らないプロと呼ばれる人がデタラメ、お絵かきって評価下したとて、世間と乖離してしまってるよねと。

 

でも、逆に世間が書に対する目が失われて、ホンモノを見る目がなくなって、離れていった結果としての乖離なのかもしれない。

 

プロが酷評して警鐘を鳴らすのはむしろ正しいのかもしれない。

 

でも、世間が離れて行ってるのに、そこを結果として繋ぎ止めてる中間の強化素人(まぁ教室やったり、パフォーマンスしたり、依頼されてるんだから素人と呼ばには失礼かもだけど)を批判したって、業界が上向くことには繋がらないよねと。

 

むしろ、書なんて識字率高い我が国でさえ読めない、なんで書いてあるか分からない、「文字」の「伝達・記録」を超えた芸術の境地の理解を要してる作品ばかりのプロだけじゃ、分かる人たちの間だけのコミュニティで衰退して終わりじゃん、とか。

 

自分の知らない分野に対して素人の私は活躍してる人は皆凄く見えるし、プロからしたらレベル丸わかりでプロとしてやっていけないレベルでも世間では持て囃されることも往々にしてあるのならば、プロが自ら披露して解説したり、世間との調和を図り行間を見せたり、なんか何が良いのだか分からんこの頃です。

 

 

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ワクチン接種の副反応を理由に公欠使えたので、更新できました(笑)

素人の自分からしたら凄いと感じるしへーと思うような世界を、プロ本人、あるいはプロのレベルを知ってる周りの人が「あれは大したことないよ」って語るのが凄く嫌いなんですよ。

「見せ方、演出が成功しててその上で言うと」とかならまだしもなんですが。

なんか、そういう語り草って、でも素人にはその差が伝わってないし、プロは本職しか手を出さないからカジュアル層に届いてないじゃん。わかる人たちの狭い世界でやってて満足なら、広く受けてるところに文句言うのは筋違いじゃない?分からせる、広める努力したん?って思っちゃったんですかね。

そういう、素人時代の自分を忘れちゃう専門家っていうのが嫌いです。浪人なり、留年なり、中退なり目に見えるそれらも、クラス内の立ち位置として弱い立場(発言権は弱く、特に目立つポジにもいない)で学生生活を過ごしてきた私はそういう立場にいる過去の私、及び相当する人の気持ちは忘れたくないし、上からじゃないけど教えたい、アドバイスしたい、って気持ちなんですよね。

てなわけで。

 

[今日の一枚]

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なんの写真か分からない物がカメラロールに入っていたので。